2010年最終戦MFJ-GP鈴鹿は、台風の影響を受け不安定な天候でレースウィークを迎えた。予選は、雨こそ降っていなかったものの、路面が濡れている状況で行われた。開始序盤は上位につけ周回を重ねた。終盤は路面が乾き始め、タイヤを履き替えペースを上げながら周回を重ね、5位で予選を終えた。決勝当日。パラパラと雨粒が落ちている中で、レーススタートとなった。スタートも決まり2周目には、ポジションを1つ上げて更に上位を狙っていた矢先、雨あしが強くなり赤旗中断。中断後の第2ヒート。4番グリッドの位置からスタートした江紀選手だったが、雨の影響でなかなか本来の走行をすることができず、5位でフィニッシュ。不完全燃焼の最終戦となった。

2010年 J-GP2クラス 総合成績：ランキング4位 ( 76pt )

コメント：たくさんの方々のご協力のおかげで、一年間怪我なく無事に走りきることができました。本当にありがとうございました。レースなのですが、予選ではハーフウエットと難しい路面での予選で、しばらくはレインタイヤで走ったのですが、途中でドライタイヤをいれ濡れているところが多かったのですが、徐々にペースをあげて5番手で予選を終えました。決勝はドライでは少しトップとの差があったので、雨が降った方が自分にとっては有利かなと思いつつスタートをきり、雨がぽつりぽつり降りながらだったのですが、ドライコンディションでのレースが始まりました。雨の影響でペースがみんなあがらず、僅差の4番手につけていたのですが、3周目に入ったところで、雨が本格的に振ってしまい一時中断となり、二度目は雨のレースでスタートとなりました。雨での走行が今年は少なく、セッティングもわからなかったので、ドライと一緒のセットでスタートしたのですが。サイディングラップから接地感がまったく感じれず、最初から最後までペースをあげることができませんでした。今年は一年間開発も兼ねてのレースでしたが、すごく勉強になった一年でしたが、結果を残すことができませんでした。来シーズンはまだどういう体制で走れるかわかりませんが、結果を求めてレース出来るように頑張ります。

2010年、沢山のご支援、ご声援、誠ににありがとうございました。新設されたクラスで、マシーン開発を行いながら、毎戦毎戦、ライダー、マシーンそれぞれが進歩した一年でした。

来年度も引き続き、ライダー高橋江紀に熱いご声援をよろしくお願い致します。

世界選手権の余韻が残る茂木で、第6戦が開催された。今回の茂木大会は、J-GP2単独開催で行われた。日本GPから改良を加えたマシーンで望んだレースウィーク。金曜日のテスト走行から走る度にタイムを更新し、日本GPのタイムを上回る調子で決勝を迎えた。 決勝当日。天候にも恵まれ各クラスの決勝が行われた。朝のウォームアップ走行では、3番手とマシーンの仕上がりの良さを感じさせる走りで決勝レースを迎えた。決勝は、6番手からスタートを上手く決め1周目を2位でホームストレートへ戻ってきた。レース序盤は、2位集団を引っ張る形で周回を重ねたが、 中盤から徐々にポジションを落とし4位でレースを終えた。しかし、今大会はトップが見えるポジションでレースを展開することが出来たことで、江紀選手も手応えを感じた大会だった。

コメント：金曜から乗り始めてもすごくフィーリングが良く、乗るたびにタイムも上がり、GPのときのベストタイムも更新することができました。決勝では序盤は二位争いを展開し、4台でのバトルもできました。今シーズン初めてトップを意識しながらレースができました。最終的に4位でゴールとなってしまいましたが、内容的にはよかった部分が多かったです。

2010 FIM Moto GP 日本グランプリが、いよいよ一週間後に迫ってきました。本番に向けて準備に余念のない江紀選手。決勝へ向けてコメントをもらいました。

コメント：日本グランプリ、皆さんの御協力に感謝します。
          精一杯準備し、精一杯の走りをします。
          変わらぬ応援、お願いします。

                              2010年9月23日　高橋江紀

3ヶ月の長い休みが明け、いよいよ後半戦スタートの菅生。世界選手権に向けて最後のレースであり大事なレースウィークとなった。金曜日の走行では自己ベストを更新したが、まだまだ納得の出来ない様子の江紀選手。予選Q1では、開始早々から積極的に周回を重ねJ-GP2クラス2位で通過した。その後の予選Q2では、Q1のタイムを上回ることができず総合19位で予選を終えた。 だが、マシーンの仕上がりの良さを感じさせる走りで、前日の自己ベストを更に更新し決勝へ望むこととなった。 決勝当日。前日のセットから大幅にマシーンを変更し、朝のフリー走行に望んだが、なかなか良い方向へセットアップが進まず決勝レースに望むこととなった。決勝は、スタートが上手く決まり予選順位より一つポジションをあげホームストレートへ戻ってきた。 しかし、JSBクラスとの差、マシーンが抱えている問題もあり徐々に後退した。レース後半は、同クラスの宇井選手との争いを繰り返しゴールライン直前まで迫ったが惜しくも抜くことができず、J-GP2クラス5位(総合23位)でゴールした。

コメント：予選では、マシンもだいぶ煮詰まってきて自己ベストも更新できました。自分もきもちよく走れ、良くなってきただけに決勝が楽しみだったのですが、予選終わってからマシンを大幅に変更したのが良い方向にいかず、決勝レースはずっと問題を抱えながらの走行となってしまいました。中盤からは、同一クラスの宇井選手とバトルになり、絶対に宇井さんの前でゴールしようと走り、最終ラップで勝負を仕掛けて抜いたのですが、最後のストレートで交わされて終わってしまいました。ですが、着実に良いセットもわかってきて、どうのればいいかもわかってきました。まだ結果には残っていませんが、いい方向にむかっています。これからも頑張ります。

事前テストでは、良い状態にマシーンも仕上がり、九州入りした江紀選手。しかし、テスト時に近いフィーリングを得ることができず予選を迎える。天気予報では、予選が始まる時間帯に雨の予報。江紀選手は、予選開始と同時に、コースイン。雨が降る前にタイムを出そうと積極的に周回を重ねる。予選Q1のラスト10分くらいから雨が落ち始めたが、予選前半でタイムを出していた江紀選手は、Q2進出の24位の位置をキープし初めてのQ2進出となった。しかし、Q2では思ったようにタイムアップすることが出来ず、予選は24位で終えた。 予選終了後も、深夜までレースに向けてメカニックと話し合いをしレース本番に備えた。レース当日。昨晩からの雨が止む気配もなく、オートポリス周辺も大雨注意報が発令され、主催者側の判断によりすべてのセッションが中止となった。

コメント：今回のオートポリス大会、事前テストでは今までで一番バイクが良い状態です走ることができ、レースが楽しみでした。しかし、レースウイークで走り始めてみると事前テストのような良いフィーリングがでずに、練習、予選と思ったようなタイムもだすことができませんでした。決勝は雨予想だったので、今のマシンでは雨の走行がなく不安もありましたが、朝サーキットに行ってみるとバケツをひっくり返したような雨や強風で主催者の判断でレースが中止になってしまいました。すごく残念ですが、危険な状況なので仕方ないですね。開幕戦から、毎回毎回バイクも改善してもらっていて良くなってきてはいるのですが、もっともっと上を走らなければいけないので、次のレースまでにはいきなり優勝できるくらいまでに詰めていきたいです。

前戦筑波での悔しさをバネに、今回のレースに掛ける思いが表情に現れていた江紀選手。しかし、今回はJ-GP2のマシンではなく、ST600のマシーンにスリックタイヤの組み合わせでの参戦だった。予選開始直後のアクシデントで一時中断したが、マシンの状態の確認、セットアップのために積極的に周回を重ねながら徐々に自己ベストタイムを更新し予選29位(J-GP2では5位)で決勝に望むこととなった。決勝当日。風もなく、気温も上がり快晴。展開がどうなるかわからない今シーズン初レース。スタートもまずます決まり、ポジションをキープしたままオープニングラップを終える。やはりST600とJSBクラスのマシーンの差は大きく、コーナーでリードしてもストレートで抜かれてしまう状況の中でも、前だけを見て周回を重ねた。結果は、27位だったが、走りきったことが大きな収穫となったレースだった。

コメント：GP2クラスで6位に終わりました。予選から決勝にむけて、セットアップをしたのですが、レースでは他の問題点もでてしまいこの順位に終わってしまいました。今回は、今年初めて決勝を走れたので、レース感やJSBとの混走の経験もできてよかったです。JSBとの混走は少し難しいですね。出場する機会を与えてくれ、サポートや応援をして下さった皆様に感謝します。本当に有り難うございました。

開幕戦筑波公式予選。J-GP2クラスは、JSB1000クラスとの混走で行われた。予選開始から、なかなかセットアップを煮詰めることが出来なかった江紀選手。テストのタイムを上回ったものの、予選25位。コンマ数秒のところで予選通過出来ずに開幕戦を終えた。

コメント：練習から抱えていた問題を予選で解決できず、練習はタイムが上がっものの予選落ちという結果になってしまいました。テストでもう少しセットアップを詰められていたら、予選順位も違った結果となっていたと思います。　次戦に向けて、問題点を解決し、良い結果を残せるように頑張ります。(※バーニングブラッドHPより)

2010年シーズンもいよいよ開幕。木曜日よりサーキットへ入り、マシンのセットアップに余念がない江紀選手。 新たなクラス、新たなチームでシーズンを向かえる。

コメント：全日本ロードレース選手権、いよいよ開幕します。新たに開催されるJーＧＰ2クラスに参戦ということで、チームもマシンも変わり色々と変化の年なので大変とは思いますが、自分も成長し早く良い結果を出せるよう精一杯頑張っていきます。 1年間応援宜しくお願いします。